あゝ、小川の名残消ゆ・・・

久々に、モトクラシー日記を更新です。ご近所のモトクラシーネタ。でも今回はちょっと寂しいネタです。

京都から小川の名残がすっかりなくなってしまいました。
何処の話かというと、小川通を武者小路からすこし折れて東へ、油小路通に続く小さな道のこと。

ここは小川通との名の通り、昔は「小川(おがわ)」という名の小さな川が流れていたそうです。私が生まれた頃には既に埋め立てられて姿はなかったのですが、街の片隅に橋の欄干が残っていたり、ひっそりと小川がかつて流れていた記憶をとどめていました。私の通った小学校は小川小学校と言いました(今は合併で無くなってしまいましたが)。

小学校の思い出として、家の近所の地図を書くという宿題が出たことがありました。私はできるだけ正確にと几帳面に橋のマークを記したのですが、それが物議をかもし。なぜ、川がないのに橋マークを書くのだと。当時の先生や、同級生は想像力や観察力が欠けるなと子供心に(小生意気にも)嘆いたものです。

で、その小川を後世に伝える最後の欄干が、現在もこの武者小路の近くにありました。今年の2月には写真のようにその地に橋が掛かっていたことを偲ばせる欄干が見られます。

小川の名残の欄干
小川の名残の欄干

小川の欄干
小川の欄干


それが先週、見たらこの通り・・・(´Д`))
野暮な工事をしていて、何となく危ないなと思ってたのですが。

小川の欄干が工事でなくなる
小川の欄干が工事でなくなる


あぁあ~、残念~。(T_T)

ストリートビューなら往時の姿が楽しめます。(そんなに楽しいものでもないですが)
(googleは偉いなぁ~)

コトチカ

クリスピークリームドーナッツ
クリスピークリームドーナッツ
コトチカにて
コトチカにて

地下鉄の四条駅にできた、『コトチカ』に寄ってみました。京都初出店と話題のクリスピークリームドーナッツ、やはり行列~~。地下2階にも新たにフロアができていて、こちらも京都初となる成城石井も。ここはお酒とおつまみが充実してるので、見るだけで楽しくなりますね。


家に帰ったら、妹がクリスピードーナツお土産に買ってきました。ラッキー!驚くほどじゃないけど、ふつうに美味しかったです。

京都の秘境パワースポット「空也滝」

空也滝
空也滝

京都市内にもこんなところがあるとは。今日、清滝の奥の「空也滝」に行ってきました。場所は、嵐山から化野念仏寺をさらに奥に清滝へ、そこからさらに山奥に進んだところにあります。

普段は旅行の方と同様に歩きとバス・地下鉄を心掛けているのですが、今回はさすがに無理なので「原チャツアー」してみました。

清滝までは京都バスが通っており、タクシーや自家用車でも清滝川の橋付近までは行けます、が、そこから歩きになります。

私はそのまま原チャでGO!。一応舗装されていますが、ところどころ荒れています。小さな軽自動車なら辛うじて通れる幅。自転車はママチャリだと無理だと思います。

道、合ってるのかな・・・と少々不安に思いつつ、進みました。すると月輪寺への分かれ道となる、少し開けたところが現れました。見ると「空也滝」の文字が、よし!。ここに原チャに置き、ここからは山登りです。坂道は石段になってます。

5分ほど登ると、住居のような建物が。道合ってるのかな・・・と、またまた不安に思いつつ、進むと、赤い鳥居が!くぐると「空也滝」が現れました。感動の光景です。

空也滝と不動明王
空也滝と不動明王

滝の横には不動明王が祀られ、ここが修行の場であることがわかります。滝のしぶきが霧になり、マイナスイオンで満たされてとても心地よい空気です。

清滝のバスターミナルから原チャで10分、徒歩だと1時間程、そこから山道をさらに5分です。歩きだとかなりの距離ですので、ハイキングの準備をして向かってください。苦労しないとたどり着けない、(といいつつ、原チャという一番楽な方法でアクセスしましたが)京都の秘境、でした。着物じゃ無理ですので念のため。

鵺の住む大将軍神社

鵺の住む大将軍神社
鵺の住む大将軍神社
機会があり観世会館で能の「鵺(ぬえ)」を見ました。
鵺は、サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、ヘビの尾を持つという恐ろしい伝説の生き物です。
鵺について調べていると、観世会館のすぐ近く三条東山の「大将軍神社」という神社にかつて鵺が住んでたという伝説があるのが分かりました。これも何かの縁かと、帰りに神社に寄ってみました。
かつてこの付近は鵺の森と呼ばれたそうで、本殿横には樹齢800年という大きなイチョウがそびえています。
もしかすると、鵺に会えるかとも思いましたが、鵺はおらず、代わりに蚊にいっぱいかまれました。

鞍馬寺パワースポット

由岐神社
由岐神社

昨日鞍馬寺へ。山奥なので涼しいことを期待したのですが、大間違い。雨が降った後だったので、とても蒸し暑く大変でした。

ケーブルに乗らず山道を歩き、本堂へ向かう。まず現れたのは、鞍馬の火祭で有名な由岐神社。ここはすごいですね。立派な杉の木が立っていて、神聖な空気を感じました。

鞍馬寺本堂 女性の立っている位置がパワースポット
鞍馬寺本堂 女性の立っている位置がパワースポット

さらに山を登り、ようやく本堂へ到着。すると、本堂前にちょっとした行列ができてました。どうやら本堂前の三角の石が、パワースポットって評判のようです。パワースポット、ブームですね。

天狗には会えませんでしたが、私も少しパワーがもらえたかなと思います。

なお、鞍馬山は相当な山道なので、着物で登るのはとても無理です。(私もこの日は洋装でした)。天狗のように、一本歯の下駄だと登れるのかも知れませんが十分お気をつけて。ケーブルを使えば無理じゃないのですが。

京の七夕(堀川編)

京の七夕 天の川
京の七夕 天の川
京の七夕 二条城
京の七夕 二条城

今年から始まった「京の七夕」というイベント。うちの近所の堀川が舞台です。この堀川、かつては川底がコンクリートで固められたドブ川で近代化の負の遺産でした。それが昨年親水公園として整備が完了し、とても綺麗な散歩コースと子供の遊び場に変身しました。そして、単なる散歩コースだけでなく、観光の資源にしようという目的で(おそらく)行われた今回の「京の七夕」事業。

二条城が出発点。予想以上に人が集まって賑わってます。七夕の笹飾りに天の川。川を流れる青色に光る玉も幻想的でいい感じ。

開催前に堀川を下見したのですが、天の川の部分、竹を上手く使ってアーチを作り、あまりお金を掛けずやってるなというのが分かりました。ただ、スカスカでこんな張りぼてで大丈夫かと心配してたのですが、本番見て十分納得。上出来です。お金を掛けずに観光の活性化、ひとまず成功かと思います。

ただし、これだけ人を呼んでいながら、地元がビジネスとして生かせていないのがもったいない。昔と比べて寂れてしまった堀川商店街も今回がチャンスと頑張らないとなぁ。あるいは、東堀川通を歩行者天国にして「地元の」露店を並べるとか。カキ氷でも冷やしアメでもいいし。来年はもっと盛り上がるよう、さらに期待!

みたらし団子の発祥の地と御手洗祭

御手洗祭
御手洗祭
昨日夕方の雷雨が上がった後、祗園祭りの還幸祭の次に下鴨神社の御手洗祭(みたらしまつり)へ行きました。

本殿をお参りした後、境内の御手洗池へ。裸足になりズボンをまくって足を水に浸けます。ここで、穢れを清め、無病息災を祈ります。御手洗だけど、手じゃなくて足を洗うのです。湧水のためとても冷たく、最初はびっくりしますが、慣れるととてもいい気持ちです。場所によっては結構深く、膝ぐらいまで水に浸かります。


みたらし団子発祥の地
みたらし団子発祥の地

祭りの読み方からお分かりかと思いますが、この地は「みたらし団子」の発祥地でもあります。祭壇にはみたらし団子が備えられていました。

土用の4日間行われます。

雷雨の中の祗園祭還幸祭

雷雨の中の祗園祭還幸祭
雷雨の中の祗園祭還幸祭
祗園祭、今日は還幸祭でした。四条寺町のお旅所から八坂神社に神様が戻られるお祭りです。

京都以外の方には、というか京都の人にも案外知られていないのですが、祗園祭は、まだ続いています。と偉そうなことを言いましたが、私も還幸祭見るの、今回が初めてなのです。

祭りに先駆けての神事が始まると、ゴロゴロと雷が鳴り響き始めました。そしていよいよお神輿が動き出そうとすると、突然激しい雨が降ってきました。叩きつけるような雨に水しぶきが舞い、夏のお祭りにふさわしい、なんともドラマチックな情景でした。

動画を撮ったので、あまり綺麗ではありませんが、Youytubeにアップします。

大徳寺塔頭「芳春院」

本日、大徳寺へ。いくつか公開されてる塔頭のうち、庭が綺麗なところと紹介された「芳春院」へ。
京都観光に詳しい方にも、意外な穴場でお薦めです。

「前田利家とまつ」で有名なまつさんが開いた、大徳寺では唯一女性が開いた寺院。庭もなかなかいい眺め。京都四閣(他に金閣、銀閣、飛雲閣)の一つ、呑湖閣があります。

良かったので、取り急ぎブログに記します。

大徳寺「芳春院」入口
大徳寺「芳春院」入口
大徳寺「芳春院」庭
大徳寺「芳春院」庭
大徳寺「芳春院」呑湖閣
大徳寺「芳春院」呑湖閣


北野天満宮にまつわる2つの話

今日は25日で北野天満宮の縁日です。
近所に用事があり、ついでにお参りしてきたのですが、今日の新聞に、天神さんがらみで2つの記事が載ってました。

1、直江兼続が天神さんの屋根の葺き替えに際して百石(黄金2枚相当)を寄進したとのこと。故郷の越後国の一部が室町時代に北野天満宮の領地だったためかと推測されていますが、さすが文武を兼ね備えた人ですね~。

2、室町時代京都市内には酒蔵が多数あり、北野天満宮が管理をしていた。当時の出土品に底に穴のあいた甕が多数あり、その理由としては、酒蔵の勢力を恐れた幕府や寺社勢力が、酒蔵を叩いた名残とのこと。

「天神さん=学問の神様」との一般的なイメージですが、まだまだ知らない歴史があります。

北野天満宮
北野天満宮
天神さんの牛
天神さんの牛