雪駄の裏面を見ると「風」とか「仁」とかいうシールが貼られています。このシール結構便利で、玄関先に同じ様な雪駄が並んだ際、自分の雪駄を見つけるための印として役立っていました。なので、人の雪駄と間違えないための印なのだろう、と勝手に解釈していたのですが、先日正しい意味を草履屋さんに教えてもらいました。
実はこの印、畳表の産地と収穫時期を区別する記号なのだそうです。使い込んでいくうちに畳表の風合が変化しますが、産地と収穫時期が違うとクセが違って、左右がアンバランスになるとのこと。そこで、記号をあわせて左右を同質に揃えるのだとか。 なるほど、勉強になりました。