時代祭と鞍馬の火祭情報

毎年10/22は「時代祭」と「鞍馬の火祭」が行われます。
観光のための情報記します。

時代祭
時代祭

まず、時代祭。
お薦め見所スポットは、「京都御苑」。12:00頃に行列がスタートします。行列が動き出すと御苑内での移動が難しくなるので、12時前には現地に着いておきましょう。

鞍馬の火祭
鞍馬の火祭

次に、鞍馬の火祭。
18:00頃に松明が点火されます。20:00頃に盛り上がりますが、長居して遅くなると帰りが大変なので、見学は18時~20時頃がお薦め。混雑を考えると18時までに現地に着くのが安心です。

このお祭り、見学場所が難しいですが、鞍馬寺の山門前から見学の列がループするので、ループの折り返し地点より奥(道をまっすぐに進んだ、鞍馬温泉側)がお薦めです。ただし、混雑する前に行かないと、折り返し地点の奥には入れないかもしれないので注意。

鞍馬の火祭 松明
鞍馬の火祭 松明

あと、注意事項として、着物での鑑賞は絶対に止めたほうがいいです。火の粉、灰が大量に降りかかります。洗える着物でも、ポリエステルは火の粉で穴が開く可能性があるので要注意。洋服でも白は汚れが目立つので止めましょう。靴も。私は、去年2008年に見に行きましたが、雨が降って皆どろどろ状態でした。私は雨合羽があったお陰で、助かりました。もし雨なら雨合羽は必携です。

ところで、この鞍馬の火祭り、外国人観光者率が異常に高い。昨年は、30%はあったと思います。日本人には(というか京都人にすら)あまり知られていない印象です。京都にしては珍しく「盛り上がる系」のお祭りですので、時間のある方は是非行きましょう。ちょっと不便ですが、行く価値があります。

餃子の王将1号店

王将発祥の地 記念碑
王将発祥の地 記念碑
餃子の王将1号店
餃子の王将1号店

京都が誇る大衆中華「餃子の王将」1号店が復活したので行ってきました。

立派な石碑まで作られています。四条大宮、ここが発祥の地だそうです。中学、高校時代、そういえばこの四条大宮の王将で食べたものです。懐かしい。再開発のためか、いつの間にか店がなくなっていたのですが、立派になってオープンです。

最近の全国的な王将人気、すごいですね。私が訪れたときも行列が出来ていました。

餃子と天津飯
餃子と天津飯

餃子2人前+天津飯+生ビールを注文。うまい!

1階のカウンターで食べましたが、厨房が眺められて面白いです。新装オープンで気合が入ってるのか、料理人さんが生き生きしてます。活気があって、本場中国の食堂の雰囲気に負けていません。

さて、天津飯にまつわる思い出。
天津飯といえば、かに玉、御飯にあんかけです。このあんかけ、京都や関西圏では「出汁と醤油で味付けしたあんかけ」です。ところが東京の中華店では「ケチャップ味のあんかけ」が主流。醤油系あんかけに馴染んだ身としては、ケチャップ味は正直う~んだったのですが、東京で数少ない醤油系のあんかけを食べさせてくれる店が「王将」でした。やはり京都由来の店だからなのか。ささやかに嬉しかったのを覚えています。(ただ王将の中にも、一部味付けが違う店もあるのでご注意)

ずいき祭

ずいき神輿 屋根に注目
ずいき神輿 屋根に注目
ずいき神輿
ずいき神輿

昨日、北野天満宮のずいき祭(瑞饋祭)を見ました。毎年10/1~5の間行われ、10/4は還幸祭(神様をお旅所から神社へお還しする祭り)でした。ずいき祭と言う名の通り、「ずいき」神輿と言うものがあり、屋根には本物の生のずいきが葺かれています。屋根だけでなく、神輿全体が野菜や乾物で飾られています。アップの写真中央下に牛の置物姿が見えますが、これも何かの食べ物で作られているのだと思います。神輿には車輪が付いており、山車になっております。

ずいき祭り 子供神輿
ずいき祭り 子供神輿

子供神輿もあるのですが、こちらも屋根にずいきが葺かれており、小さいながらも趣がある作りです。

北野天満宮のサイトの解説によると、10/4の還幸祭は単に「巡行を終えた天神様が本社に御帰りになる」だけでなく、「大宰府で御隠れになった菅原道真公の御霊が神様として初めて北野の地においでになる」という、他の祭にはない特別な意味があるそうです。

動画を撮りましたので、下記ご覧ください。

京都の大衆グルメ

10月になりました。

天下一品コッテリラーメン
天下一品コッテリラーメン

京都は美食の町ですが、学生の町であり大衆グルメの街でもあります。京都発祥の大衆中華の全国チェーン、両雄は餃子の王将と天下一品。今日は10/1ということで天一の日だそうで、特別に、ラーメンを食べると、ラーメン一杯無料券がお土産にもらえます。近所の今出川烏丸店に食べに行きました。夜中の10時でしたが、行列が出来ておりビックリです。

店に入ったら注文は決まっており「コッテリの並、ネギ多め。」このコッテリスープ、好みが分かれるところですが、一度好きになると止められなくなります。

今日も美味しく頂きました。スープを飲むと丼に現れる「明日もお待ちしています」の文字。これ、いつ見てもなんか笑えます。

もう一方の雄、餃子の王将も先週、発祥の地である四条大宮に1号店が復活オープンしました。餃子無料券が手元にあるので、こちらも近々リサーチしなければ。

雪駄の裏面に貼られたマークの意味

雪駄の裏面のシール「風」
雪駄の裏面のシール「風」
雪駄の裏面のシール「仁」
雪駄の裏面のシール「仁」

雪駄の裏面を見ると「風」とか「仁」とかいうシールが貼られています。このシール結構便利で、玄関先に同じ様な雪駄が並んだ際、自分の雪駄を見つけるための印として役立っていました。なので、人の雪駄と間違えないための印なのだろう、と勝手に解釈していたのですが、先日正しい意味を草履屋さんに教えてもらいました。



実はこの印、畳表の産地と収穫時期を区別する記号なのだそうです。使い込んでいくうちに畳表の風合が変化しますが、産地と収穫時期が違うとクセが違って、左右がアンバランスになるとのこと。そこで、記号をあわせて左右を同質に揃えるのだとか。 なるほど、勉強になりました。

雪駄のつま先を固めて丈夫にする方法

雪駄を新調しました。前の雪駄は約1年履きましたが、当初は慣れていなかったり、ひどい雨に遭ったりで結構痛んでしまいました。修理の方法がないのか草履屋さんで話を聞くと、つま先の竹皮が剥がれてしまった場合は直せないとのこと。う~ん、なんとか防ぐ方法がないか聞くと、のりで固める方法があるとのこと。なるほど、つま先を固めれば何らかの拍子にぶつけても痛みが少なく長持ちしそうですね。

雪駄のつま先に接着剤を付ける
雪駄のつま先に接着剤を付ける

そこで、今回はのりの代わりに接着剤を使い、つま先を固めることにしました。つま先にしっかりと付けました。

接着剤
接着剤

接着剤はラインストーンの接着に使うデコレーション用のものです。固まると透明になり、防水性もあるので良いかなと思い選びました。

雪駄のつま先 接着剤乾燥後
雪駄のつま先 接着剤乾燥後

乾くと写真のように綺麗に透明になります。少し光沢がありますが、足元ではほとんど目立ちません。

雪駄つま先 乾燥すると目立ちません
雪駄つま先 乾燥すると目立ちません

ひとつ気になった点としては、24時間乾燥後も若干ねちゃねちゃ感が残っており、もしかすると汚れが付きやすいかもしれません。本当はもっと適した接着剤があるのかもしれませんが、しばらく使ってみて後日、結果と感想を報告します。

ちなみに、この雪駄はよそ行き用です。普段履きにはもったいないので合皮のものを使います。

手描き友禅実演レポート

京友禅手描部門の伝統工芸師、足立茂さんによる友禅染の実演会が行われ、その様子を取材させてもらいました。

京友禅 伝統工芸師 足立茂さん
京友禅 伝統工芸師 足立茂さん

足立さんは昭和45年から友禅の仕事に就かれ、長年にわたり技術を磨き、友禅の下絵から染まで幅広い分野で活躍されています。
源氏物語を基にした絵柄を得意とし、映画『千年の恋 ひかる源氏物語』では、主演の吉永小百合さんがワールドプレミアで着用された訪問着を製作されています。

今回の実演は、着物ではなくTシャツへの友禅による絵付け。



京友禅 輪郭を描く
京友禅 輪郭を描く

まず桜の輪郭です。驚きなのは全く下絵なしで描かれるということ。すらすらっと筆の進む様子は、まさしく熟練の技で実に見事です。

京友禅 色付け
京友禅 色付け

次に色付け。やはり筆遣いがスムーズで素晴らしい。決して色がはみ出るなんてありません。微妙に濃淡を調整し、丁寧に色を重ねながら陰影を付け、出来上がっていきます。

京友禅 金彩
京友禅 金彩

仕上げに金彩を施します。この金泥の上品な輝きが加わることで、色調がますます友禅らしくなります。

京友禅 実演会の様子
京友禅 実演会の様子

お客さんも、技に見とれています。

京友禅 熱処理
京友禅 熱処理

最後にドライヤーで熱を加え完成。染には顔料ではなく、特殊な染料を使っているそうです。なので、いわゆる友禅の「蒸し」の工程がなくても、熱で色が糸に定着する仕組みとのこと。家で洗濯を繰り返しても、色落ちはほとんどしないそうです。

ネコ柄の友禅染
ネコ柄の友禅染
清水寺 産寧坂「京一単」
清水寺 産寧坂「京一単」

源氏物語の各帖に基づいた絵柄が男性用と女性用にそれぞれ用意されています。フルオーダーも可能で、かわいいネコちゃん柄もリクエスト可能とのこと。このTシャツ、清水寺の産寧坂のお店、京一単(きょうひとえ)で販売しています。値段は4,000円~、フルオーダーは9,000円~だそうです。

着物インタビュー #3

台湾からの着物美人
台湾からの着物美人

台湾の新竹という都市から、お越しのペアです。高台寺の参道にて。着物は初めてだとのことですが、良く似合ってらっしゃいます。てっきり日本の方と思って声を掛けたのですが、あれ?、良く聞けば台湾から観光とのこと。びっくりしました。着物の感想を聞いたのですが、”Hot”とのこと、確かに、今日は蒸し暑いです。日本には10日間滞在予定とのこと。ぜひゆっくりと日本文化を満喫してもらえれば嬉しいです。私のたどたどしい英語と筆談で会話しました。